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道は険しくとも、口笛を吹きながら歩いていこう♪ 大腸がん手術を受けたのを機に書き始めた日記です。治療、再発の不安、人工肛門、いろいろあるけど生かされている今を大切に、明るく行きましょう!
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2月22日土曜日に、手術からちょうど1年が経過しました。

昨年の1月に肛門の痛みがひどくなり、近くの病院へ
そのときの触診の痛みといったら・・・・・殺されるかと思いました(笑)

で、しばらくして病院から呼び出されて「がん宣告」
精密検査のために入院することがきまりましたが、またあの痛みは耐えられないので
「麻酔を使っての検査(内視鏡)」をお願いしました。
局部麻酔なので、意識もありましたが上手な先生だったので、内視鏡検査の痛みもなく
短時間で終了。

検査結果は、まちがいなく「がん」であり、しかも時間的な余裕もないとのこと。
その頃の私は、人口肛門に対する漠然とした不安もありましたし、その病院も「がん専門」
病院ではなかったことなどから、セカンドオピニオンを希望しました。

セカンドオピニオンとして、地元の総合病院(独立法人になる前は、国立病院)や、
肛門温存手術の事例の多い九州の大学病院、手術事例の多い隣県の総合病院と
3つの病院で、お話を聞きました。
広島市内にも大きな病院もたくさんあるのですが、インターネットでの情報公開が不充分
なので、「患者不在」という姿勢に問題ありと判断し、検討材料から排除しました。
これからの時代、患者への情報公開への姿勢は重要だと思います。

また、知人のお医者様から、ネットで公開されているデータはの中には、「不都合なデータ
を隠している病院もあること」を知りました。
回復する見込みのない患者を断れば、生存率は高くあらわれます。いわゆる、がん難民
問題ですね。
ここにも、「患者不在という、現在のがん医療の問題」があることを知りました。
この知人には、様々な面でアドヴァイスをもらうことができ、感謝しています。

また、「人口肛門になっても、普通に近い生活は十分できること」「肛門を温存しても
腫瘍が完全に除去できなければリスクが高まること」「中途半端に温存すると、むしろ
便が漏れやすくなるなどの弊害もありうること」などを知り、人口肛門を覚悟することが
できました。

そうなると、あとは「手術の技術」が大きな問題だと考えました。
そこで、「手術実績のある病院」「情報公開の進んでいる病院」そして
「ストーマケアの専門外来のある病院」を基準に、隣県にある今の病院での手術を選択しました。
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手術を受けてから、もうすぐ1年になります。
私の場合、リンパ節への転移もありましたから、拡大廓清(かくだいかくせい)といって
患部周辺のリンパ節も広範囲に切除する手術になりました。

たくさんのリンパ節を切除するだけでも大変な時間がかかるのに、当時は今よりも
15キロ以上太っていましたから、脂肪が多くて手術しにくいことも手伝って、
なんと12時間にも及ぶ手術となりました。
※手術をされる方は、それまでに痩せておいた方がよいですよ(笑)

直腸がんの場合、骨盤内での手術になりますが、このあたりには色んな神経も
あるために、拡大廓清手術にはいくつかのリスクもあります。

代表的なものが、排尿機能への影響です。
一ヶ月近い入院の間、尿道にカテーテルを差し込まれているので、それをはずしたときに
正常に排尿できるかどうか、不安がありました。
人口肛門による障害だけではなく、排尿にまで障害がでるということはQOLにも
大きな影響を与えます。
後で知ったことですが、妻には医者から「障害が残るかもしれない」といわれていたそうです。

幸いなことに、私の場合は排尿自体は行う事ができました。
膀胱への残尿も少なく、自己導尿も不要でした。これだけでもラッキーだったのでしょう。

しかし、骨盤内の神経が切れているところも多く、感覚がかなり麻痺している状態が
退院後も続きました。
現在も、足の付け根辺りは、まだ少ししびれた感じが残っていますが、日常生活には
支障のないレベルまで回復してきました。
もし、同じような手術をされた方で、しびれ感を感じておられるとしても、半年程度で
ほとんど感じなくなると思います。もう少しの辛抱です。

神経がしびれているせいでしょうか、退院後はしばらくは不意に尿漏れを起こすことも
あり、退院後の数ヶ月は寝るときには尿取りパッドや紙オムツのお世話になりました。
このままだと仕事や外出の面で不安もありましたが、それも現在は大丈夫です。

同じような手術をされた方も、半年程度経てば、きっと回復されますよ。
一緒にがんばりましょう。

今日は仕事を休んで、月に一度の検診のために妻と一緒に岡山へ。

なんだか、この検診って緊張するんですよね。
ロシアンルーレットみたいで・・・(笑)
これからも、毎月ルーレットを回すのかあ・・・

で、今回の結果は、とりあえずセーフ(らしい)。
マーカーは基準値に収まっていましたし、肝臓転移に関連する機能の数値も正常。
白血球が4430と少なめですが、まあいつものことだし。
風邪など感染症には注意しなきゃね。
リンパ球が58.2と高めでしたが、まあ低めより良いか(と勝手に納得)

また明日から抗がん剤治療が始まりますが、来月の検査が良ければ
抗がん剤投与はいったん終了らしい。
来月は血液検査だけではなく、CTやエコーもやるんだって。

で、CTとかMRIとかエコーとかの違いを主治医の先生に聞いて見た。
なんで、何種類もの検査をやるんだろう?って疑問に思ってたから。
で、私なりに理解したのは、以下の通り
※理解の仕方が間違っているかも知れませんが、これは主治医ではなく私の責任です。

なるほど、今日は勉強になった一日でした(笑)
それぞれに特徴、強み、弱みがあるということやね!
素人の質問に、わかりやすく答えていただいた先生!ありがとうございました。
来月は、CTでもエコーでもおとなしく受けさせていただきます。

(私が理解した内容)
1)X線を使って、その減衰率を判断するもの
  ①レントゲン・・体に垂直にパチリ!
           放射線が体内を通過して後ろのフィルムに写したもの。
           だから、奥行きがある患部は比較的写るが、放射線の進行方向
           に対し平面的な(垂直方向)患部は写りにくい。なるほど。

  ②CT    ・・体を輪切りにする形で放射線を照射し、体を通過した減衰率を
           コンピューターで処理して画像化したもの。
           輪切りなので、レントゲンよりも詳細に写る。
           また、シャッタースピード(?)を早くできるので、心臓など動きが
           ある臓器周辺も適している。(胸部など)
           でも、放射線量はレントゲンより、はるかに高いらしい。

2)電磁波を使って、その減衰率を画像化してから判断するもの
  ①MRI   ・・CTと同じように輪切りにできる。
           放射線の心配はない。
           磁石なのでペースメーカーがあると使えなかったり、
           大きな音がしたり、閉所恐怖症の人には不向き。
           機種によっては、シャッタースピードが遅いので、動きがある患部には
           適さない。
           血管関連にも適していたり、コントランスがはっきりしているというメリット
           もあるらしい。
           水素の少ない骨は写らないので、大腸など骨盤内臓器の撮影にも
           適している。

3)音波を使って、その減衰率を画像化して判断するもの
   ①エコー・・潜水艦のソナーと同じ理屈。
          音波の反射時間で、深度別に画像化できる。
          小さなものも見える(らしい)
          放射線被爆もないし、検査量も比較的安い。
          水分の少ない肺や骨などには向かない。

4)その他    PETやシンチ
          ・検査料金は高い
          ・放射性物質や糖分の特定部位への集積状況から判断する。
          ・全体を一度に見ることができる
昨日の「世界一受けたい授業」で性差治療を取り上げてたけど、
遺伝子(染色体)の違いで、「男性は命にかかわる病気」になり
やすく、「女性は更年期以降に、偏頭痛や骨粗しょう症など生活
の習慣による疾患になりやすい」らしい。

性染色体のXには、免疫に関する遺伝子がたくさんあるらしい
んだけど、女性はXX型だから、片方のXに異常があっても、
もうひとつのXがカバーできるので免疫系の病気になりにくいら
しい。

一方、男性はXY型だから、Xに異常があったら修復不能なの
で、免疫力が弱くなりやすいらしい。
昔から、男の子のほうが病気になりやすかったり、一姫二太郎
というのは、このためらしい。逆に女性は花粉症になりやすい。
なるほど(ふんふん)

で、思春期を過ぎると今度は、女性ホルモン(エストロゲン)が
働いて女性を守るらしい。
女性は命を育む性なので、このような力が必要だったという
ことでしょう。
でも、閉経後は女性ホルモンの分泌がなくなるので、男女差が
少なくなるんだって。

じゃあ、女性ホルモンを体外から摂取するとどうなるか。
体内で分泌されるのと、体外から摂取するものの効果が同じ
かどうかは議論の分かれるところらしいけれど、ホルモン
補充療法というのはあるらしい。

食事で言うと、大豆イソフラボンが注目されているんだって。
たしか、エストロゲンと分子構造が似ていると聞いたことがあ
るけれど。

人間の体も大したもんだねえ(笑)
明日から、大豆飲料でも飲みますか。
がんばれ!私の免疫力!

29日の土曜日は、朝から胃の辺りがむかむか。
でも、なんとか朝食も、昼食もとったんだけど夕方あたりから、
胃がめちゃ痛くなって、ゲップがでるし、ついには吐いてしまうし・・・

熱はないんです。
というか、いつもは36度近い平熱が、朝は34.5度とか異常に低くて。
夕方は36度くらいまで戻っていましたけど。

夕食は食欲もないので我慢してたらけど、痛みがひどくて
とうとう、夜間診療施設に行くことに。

夜間だったけど、結構たくさん患者さんが来ているんだね。
病院で働くのも大変だ。
1時間くらい待たされて、診察は数分だったかな?
とりあえず、「吐き気」用よ「胃の痛み」用のとんぷくもらって帰りました。

薬を飲んだら、何とか眠れました。
今日(30日)も、朝の抗がん剤を飲んだあたりから、またむかむか間と背中の痛み。
さっき、また「とんぷく」を服用しました。

なんなんでしょうね。
今まで抗がん剤の副作用なんてなかったのに。
単なる風邪?それとも・・・?
腸閉塞も疑ったけど、触診でも傷みはなかったし。


明日は仕事にいけるかな?

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プロフィール
HN:
gueroguero
性別:
男性
自己紹介:
妻、娘二人(県外に就職)、愛犬(メス)と暮らす。
07年1月に大腸がんの宣告、2月に手術を受け、人工肛門となるとともに、抗がん剤治療を開始する。
がんになって改めて感じた、人の温かさ、日々の暮らしの大切さを日記に残したくてブログにチャレンジ。

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