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手術を受けてから、もうすぐ1年になります。
私の場合、リンパ節への転移もありましたから、拡大廓清(かくだいかくせい)といって
患部周辺のリンパ節も広範囲に切除する手術になりました。
たくさんのリンパ節を切除するだけでも大変な時間がかかるのに、当時は今よりも
15キロ以上太っていましたから、脂肪が多くて手術しにくいことも手伝って、
なんと12時間にも及ぶ手術となりました。
※手術をされる方は、それまでに痩せておいた方がよいですよ(笑)
直腸がんの場合、骨盤内での手術になりますが、このあたりには色んな神経も
あるために、拡大廓清手術にはいくつかのリスクもあります。
代表的なものが、排尿機能への影響です。
一ヶ月近い入院の間、尿道にカテーテルを差し込まれているので、それをはずしたときに
正常に排尿できるかどうか、不安がありました。
人口肛門による障害だけではなく、排尿にまで障害がでるということはQOLにも
大きな影響を与えます。
後で知ったことですが、妻には医者から「障害が残るかもしれない」といわれていたそうです。
幸いなことに、私の場合は排尿自体は行う事ができました。
膀胱への残尿も少なく、自己導尿も不要でした。これだけでもラッキーだったのでしょう。
しかし、骨盤内の神経が切れているところも多く、感覚がかなり麻痺している状態が
退院後も続きました。
現在も、足の付け根辺りは、まだ少ししびれた感じが残っていますが、日常生活には
支障のないレベルまで回復してきました。
もし、同じような手術をされた方で、しびれ感を感じておられるとしても、半年程度で
ほとんど感じなくなると思います。もう少しの辛抱です。
神経がしびれているせいでしょうか、退院後はしばらくは不意に尿漏れを起こすことも
あり、退院後の数ヶ月は寝るときには尿取りパッドや紙オムツのお世話になりました。
このままだと仕事や外出の面で不安もありましたが、それも現在は大丈夫です。
同じような手術をされた方も、半年程度経てば、きっと回復されますよ。
一緒にがんばりましょう。
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07年1月に大腸がんの宣告、2月に手術を受け、人工肛門となるとともに、抗がん剤治療を開始する。
がんになって改めて感じた、人の温かさ、日々の暮らしの大切さを日記に残したくてブログにチャレンジ。