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道は険しくとも、口笛を吹きながら歩いていこう♪ 大腸がん手術を受けたのを機に書き始めた日記です。治療、再発の不安、人工肛門、いろいろあるけど生かされている今を大切に、明るく行きましょう!
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今日は広島市内で会議があって、早く終わったので事務所によらずに直帰してしまった。
会議でボロクソに言われて切れそうになったせいもあるけど(笑)
・・おまえら、えーかげんにせーよ!・・・ぶつぶつ。

で気分転換に病院に・・・(おかしいかな?)
ここは整形外科でね、リハビリとトレーニングに通ってます。
どうも退院したあとから、背中が痛いんですよね。
筋肉が落ちたのか、傷口をかばって猫背になってるのか、単にパソコンやってるときの
姿勢が悪いのか・・・・
レントゲンとっても骨に異常はないし、転移でもないらしい・・

で、電気当ててもらったりしてたんだけど、最近はトレーニングも始めてます。
専門の指導員にプログラムを組んでもらって、ストレッチやマシンの簡単なやつからね。
前回からバイクの時間を20分間に増やしてみたんだけど、大丈夫そうです。

体力落ちてるなあ。
ベンチプレスも15キロをゆっくり3セットもやると、腕が張ってくる(泣)
1年前は60キロくらい大丈夫だったのに・・・
背筋だって200キロくらいあったのに・・・・・
ま、あせらず、ゆっくり体力作りにいそしむことにします。

今年の夏は富士山だからね!
それに、リハビリ(治療)の一環だから、1回320円しかかからないし(笑)
大腸がんにも運動がいいらしい!エビデンスはあるってさ(笑)

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今日は帰宅してから愛犬クッキーの散歩に、妻と一緒にでかけました。
で、玄関を出たところ何やら騒がしい声が・・・
そう「かえる」です。

自宅から200メートルくらい離れたところに水田があるのですが、つい最近
シロカキ(田植えの準備で田を起こすこと)をして水をはっているのです。
どうも、そこが音源らしい。こんなに離れているのに、しっかり聞こえるということは
かなりうるさいはずです。

で、行って見ましたよ、たんぼに(笑)
そしたら、うるさいほどの蛙の合唱と同時に、たんぼに「おぼろ月」が映っているのです。
ちょっとした土手(丘?)の上に出た「おぼろ月」が、水面に上下さかさまになって。
まるで、夜の湖に映る山と月みたい・・・・
奥田玄宗画伯の絵にもあったような気がします。

しみじみとした春の宵を楽しむことができました。
里山の良さですね。

今日は職場の広報部門の人とお話をしてきました。
取材ってやつかな。

きかっけは、私のほうから企画を売り込んだんですけどね(笑)
テーマは、「早期発見のためにがん検診を!」
同じ職場の仲間に、私みたいな苦痛を味わってほしくないですから。
私の体験をお話したりすることで、一人でも早期発見につながれば
私ががんになった「甲斐」もあるってことで(笑)

いろいろ、話しているうちに2時間近くたってしまいました。
仕事の邪魔になっちゃったかな?ごめんね。
がんで亡くなった故山本孝史議員の「救える「いのち」のために」という本を読んでいます。
これから何回かに分けて、感想を述べてみたいと思います。

で、今回は「薬害エイズ問題」で有名な川田龍平議員との対談から・・・
(これは巻末にあるので、実は一番最後の部分ですが)

ここで特徴的なのは、お二人とも「命」をテーマに活動されてきたにもかかわらず、
山本議員は「先進国で認可されている抗がん剤は、日本での治験がなくても承認
すべきだし、自己責任での利用を認めるべき」との基本的立場であるのに対し、
川田議員は「国は安全を保障すべきであり、安易に自己責任という考えを導入すると、
企業はすべてを自己責任にするので、慎重にすべき」と主張している点です。
(私の理解の下で、要約しているので、詳細は読んで確認してください)

「薬害エイズ」や「抗がん剤イレッサでの副作用」など、「薬の安全」を脅かす問題が
実際に起きたことや、川田氏は自身が被害者になったことから、慎重になるのもわかります。
もしかしたら、エイズは薬の発達により、「死の病」から「付き合える病」になったことも
微妙な温度差になっているかもしれない・・そんな風にも感じてしまいます。

ただ、国に対し「絶対的な安全」を求めると、目の前で救えるかもしれない命には目をつむる
ことにもなるのではないでしょうか。
国も「絶対的な安全」を求められれば、起訴を恐れて、慎重になるでしょう。
薬害が起きれば起訴になりますが、新しい抗がん剤の承認が遅れても起訴にはなりません
から。少なくとも現時点では・・・

今朝の新聞でも、乳がんの予防としてのハーセプチンの承認に海外より1年9ヶ月も遅れたと
報道されていましたが、起訴はされませんね。
その期間に、いったい何人の患者が転移をしてしまったのか・・・・
それに対する責任は、誰が負うのか?

山本氏は本書の中で、以下のように述べている。
・がん患者や家族にとっては、「できうることはすべてした。未承認薬の使用が寿命を縮める
 ことになったとしても、自らの選択を悔やむことはなく、満足できる最後だった」という気持ち
 を持てること。
・がん患者と家族の満足度も、がん医療を考える際の、大切な視点です。・・・と

「薬害の防止」と「海外で実績のある未承認薬を(国内で治験しないで)使用すること」は
相反するものではないとも、山本氏は述べています。

あらっぽい発想かもしれないが、「欧米で承認されている抗がん剤は、まず保険対象治療と
して認めていくこと」は現実的な対応だと思う。
本質は、安全性ではなく、日本の官僚による患者不在の承認制度にあるのであり、システム
の問題として、政治家はとらえるべきだ。承認の遅れを、安全性議論でごまかしてはいけな
いのだ。
もちろん、患者は「国内での治験は終了していないこと」などのリスクを知った上で服用でき
るようにすべきだが。(自己責任ということになるのだろう)



8月に予定している富士登山に向けて、リュックと登山靴を購入!
なんだか、現実味を帯びてきたぞ(笑)

足がでかい(28cm)ので靴を探すのも苦労するが、なによりも登山靴の
選び方がわからない。
アウトドアの大型店(スポーツなんとか)にも複数回ってみたが、価格も
ピンきりだし・・・・

で、登山用品の専門店(好日山荘)にいくことに。
インナーソールで合わせる方法、リュックが体に合っているか確認する方法など、
いろいろアドヴァイスをもらって、靴とリュックをそれぞれ1万五千円程度で購入した。
サイズはあまりなかったので、希望のデザインは選べなかったけれど、
丁寧に教えてもらえたので納得!
やっぱり、専門店にして良かった。

さあ、次は体力づくりと、慣らし運転だね。
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プロフィール
HN:
gueroguero
性別:
男性
自己紹介:
妻、娘二人(県外に就職)、愛犬(メス)と暮らす。
07年1月に大腸がんの宣告、2月に手術を受け、人工肛門となるとともに、抗がん剤治療を開始する。
がんになって改めて感じた、人の温かさ、日々の暮らしの大切さを日記に残したくてブログにチャレンジ。

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