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セカンドオピニオンのときに、「できるだけ早い日程でお願いします!」ってお願いして。
仕事の引継ぎをして、さあ入院。
手術までは暇だけどね。
前日だったかな?ストーマを設置する位置を測って、マジックでマーキング。
なんだか不思議な感じです。
手術の前日の夜には、一応遺書も書いておいたね。
リスクもゼロではないだろうし。
手術室に入って麻酔された直後までは記憶があるんだけど、すぐに意識朦朧。
で、目が覚めたときは手術室を出たところで、妻と娘がいたような記憶があるんだけど
次に気がついたときはICUの中。
後で聞いたところでは、手術は12時間にも及んだらしい。
内臓脂肪が多くてメスが切れにくかったり、リンパ節転移があるから、拡大かくせいをしたりで。
輸血は必要なかったらしいけど、先生たちも大変だったろうなあ。感謝、感謝です。
12時間も集中して仕事をする・・・・外科医は大変だよ。ほんとうにありがたいです。
ICUに入ったのは、たぶん夜中だと思う。
体中に色んな管が刺さってたんだけど、なぜか喉に入っているチューブが気になってね。
違和感があって、眠れないし、いらいらして「早くはずしてください!」とお願いしてた。
「痰が詰まったりしないようにするため」だったと思うけど、本当に苦しかった。
このままの状態が続いたら、気が狂うんじゃないかってくらい・・・
さらに、病室が空くのに時間がかかり、なかなか病室に入れなかったこともイライラを
増幅させたように思います。
今思っても、あの時間が一番苦しかった。時間の感覚もなく、意識も朦朧とし、でも感覚だけは
あるので「なんとかしてくれー」って感じ。
次に手術を受けるときは、喉のチューブはやめてほしいと思う。もしくは、麻酔で痺れさせてほしい。
病室に移ってからは比較的順調だったように思う。
「熱がなかなか下がらなかったり」「夜中に寝汗がすごくて、びっしょりになったり」はあったし、
「夜中に目が覚めて朝が待ち遠しかったり」ということはあったけれど。
手術の痛みも、まったくなかったし。麻酔が上手なのかもしれませんね。
でも、鼻の酸素チューブはすぐにはずしたけれど。鼻とか喉とかにチューブがあるのは精神的に苦痛でした。
何より看護師さんたちが、優しかったしね。
最初の頃は、しょっちゅう見回りに来てくれてたなあ。看護師さんも大変な仕事だね。
でも、とっても大切な仕事。尊敬してます。
そうそう、入院して数日はストーマのことは、まったく気にならなかったです。
便も出ないし、ガスも出ないし(笑)
初めて対面したときもショックもなかったし、「こんなもんかな」って感じ。
看護師さんも「梅干みたいなのが良いストーマ」なんていうもんだから、梅干に見えてくるし(笑)
手術前にブログで読んでた、楽楽4649さんの楽しい?ストーマとの付き合い方の影響かも(笑)
今から最後の「UFT+ユーゼル」を飲みます。
1週間の休薬期間を置いて来週には主治医の先生の検診があって、エコーやCTもありますから、
異常がなければ、しばらくはお休みになる予定です。
神様に祈るしかないですね。
抗がん剤もいやだったけど、何も飲まなくなるのも不安です。
このまま、ほっといて大丈夫だろうか?
再発や転移しないんだろうか・・・・
自分の免疫力だけが頼りなのかな。
ニンニクでしょ、スプラウとでしょ、乳酸菌でしょ、ナッツでしょ、・・・・
くよくよしないこと、笑うこと、運動すること・・・・・
まあ、なんとかなるべさ(笑)
昨年の1月に肛門の痛みがひどくなり、近くの病院へ
そのときの触診の痛みといったら・・・・・殺されるかと思いました(笑)
で、しばらくして病院から呼び出されて「がん宣告」
精密検査のために入院することがきまりましたが、またあの痛みは耐えられないので
「麻酔を使っての検査(内視鏡)」をお願いしました。
局部麻酔なので、意識もありましたが上手な先生だったので、内視鏡検査の痛みもなく
短時間で終了。
検査結果は、まちがいなく「がん」であり、しかも時間的な余裕もないとのこと。
その頃の私は、人口肛門に対する漠然とした不安もありましたし、その病院も「がん専門」
病院ではなかったことなどから、セカンドオピニオンを希望しました。
セカンドオピニオンとして、地元の総合病院(独立法人になる前は、国立病院)や、
肛門温存手術の事例の多い九州の大学病院、手術事例の多い隣県の総合病院と
3つの病院で、お話を聞きました。
広島市内にも大きな病院もたくさんあるのですが、インターネットでの情報公開が不充分
なので、「患者不在」という姿勢に問題ありと判断し、検討材料から排除しました。
これからの時代、患者への情報公開への姿勢は重要だと思います。
また、知人のお医者様から、ネットで公開されているデータはの中には、「不都合なデータ
を隠している病院もあること」を知りました。
回復する見込みのない患者を断れば、生存率は高くあらわれます。いわゆる、がん難民
問題ですね。
ここにも、「患者不在という、現在のがん医療の問題」があることを知りました。
この知人には、様々な面でアドヴァイスをもらうことができ、感謝しています。
また、「人口肛門になっても、普通に近い生活は十分できること」「肛門を温存しても
腫瘍が完全に除去できなければリスクが高まること」「中途半端に温存すると、むしろ
便が漏れやすくなるなどの弊害もありうること」などを知り、人口肛門を覚悟することが
できました。
そうなると、あとは「手術の技術」が大きな問題だと考えました。
そこで、「手術実績のある病院」「情報公開の進んでいる病院」そして
「ストーマケアの専門外来のある病院」を基準に、隣県にある今の病院での手術を選択しました。
広島県呉市にあるんです。
その名も「メロンパン」というパン屋さん。
もちろん、「メロンパン」が有名なのですが、食パンには「日本パン」「むろらんパン」
とか、不思議なネーミングも。
で、下の写真の黄色いパンが、「メロンパン」
オムライス型で中身はカスタードクリームです。世の中には様々な形のメロンパンも
あるし、具材も白餡などさまざま。
でも、ここは昔からカスタードクリームだけ。
で、最大の特徴は、その重さ!?
たぶん、300グラムくらいあるんじゃないか?
友人にお土産に数個買って帰ったら、その重いこと!重いこと!
粒餡のアンパンも、めちゃくちゃ重い!
写真を見ても、具がたっぷり入っているのがわかります?(笑)
味は・・・幸せになります(笑)
正式には「嵯峨の小倉庵」というらしく
普通のアンパンは別にあるんです。
「嵯峨の小倉庵」は粒餡たっぷり、220円!
普通のアンパンはこしあんで120円。
すごい値段の差(笑)
手術を受けてから、もうすぐ1年になります。
私の場合、リンパ節への転移もありましたから、拡大廓清(かくだいかくせい)といって
患部周辺のリンパ節も広範囲に切除する手術になりました。
たくさんのリンパ節を切除するだけでも大変な時間がかかるのに、当時は今よりも
15キロ以上太っていましたから、脂肪が多くて手術しにくいことも手伝って、
なんと12時間にも及ぶ手術となりました。
※手術をされる方は、それまでに痩せておいた方がよいですよ(笑)
直腸がんの場合、骨盤内での手術になりますが、このあたりには色んな神経も
あるために、拡大廓清手術にはいくつかのリスクもあります。
代表的なものが、排尿機能への影響です。
一ヶ月近い入院の間、尿道にカテーテルを差し込まれているので、それをはずしたときに
正常に排尿できるかどうか、不安がありました。
人口肛門による障害だけではなく、排尿にまで障害がでるということはQOLにも
大きな影響を与えます。
後で知ったことですが、妻には医者から「障害が残るかもしれない」といわれていたそうです。
幸いなことに、私の場合は排尿自体は行う事ができました。
膀胱への残尿も少なく、自己導尿も不要でした。これだけでもラッキーだったのでしょう。
しかし、骨盤内の神経が切れているところも多く、感覚がかなり麻痺している状態が
退院後も続きました。
現在も、足の付け根辺りは、まだ少ししびれた感じが残っていますが、日常生活には
支障のないレベルまで回復してきました。
もし、同じような手術をされた方で、しびれ感を感じておられるとしても、半年程度で
ほとんど感じなくなると思います。もう少しの辛抱です。
神経がしびれているせいでしょうか、退院後はしばらくは不意に尿漏れを起こすことも
あり、退院後の数ヶ月は寝るときには尿取りパッドや紙オムツのお世話になりました。
このままだと仕事や外出の面で不安もありましたが、それも現在は大丈夫です。
同じような手術をされた方も、半年程度経てば、きっと回復されますよ。
一緒にがんばりましょう。
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07年1月に大腸がんの宣告、2月に手術を受け、人工肛門となるとともに、抗がん剤治療を開始する。
がんになって改めて感じた、人の温かさ、日々の暮らしの大切さを日記に残したくてブログにチャレンジ。